読みかけ本を読みつぶす

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

 

読書週間を身に着けたい。簡単にできるようで、中々週間化にまでには身につかない。

たくさんを本を読んで賢くなりたい!!と願い、それは「=年齢」とまではいかないが、それに近いものがあるかもしれない。

私が小学一年生の時、当時から賢いと憧れていた友人が読書家であった。彼女は読書好きで、またそのジャンルも幅広く、外で遊べばいつも図鑑で得た知識を披露していた。そして話す内容も面白く、今思い返しても教養を感じる、そんな大人びた小学生だった。

 

私の中での読書ペースには激しい波がある。限りある時間のほとんどを読書に費やす数か月があったかと思えば、簡単な本でさえも読めば眠気に襲われ数ページをやっとの思いで読んでも、その話の内容が入ってきていない事に気付いたり。

今はその2つの波のちょうど間くらい?サーフィンでも楽しめそうな波程度の読書ペース。

それまでの数ヶ月が、本を手に取っても一向に進まないシーズンに当たっていたので、読みかけの本がたまりにたまっていた。(本屋に立ち寄れば、面白そう!と興味をそそられる本がたくさんあり、ついつい手に取ってしまう。そして読みかけ本がまた増える。)

今、その半端本達を読み倒しにかかっているところだ。

 

現在、やっぱり面白い!とはまっているのが、村上春樹著・「スプートニクの恋人

村上作品の、静かに不思議な世界観へと突入していき、その独特であり繊細で澄んだ雰囲気に入り込む時間が好きだ。一見、身近にいそうな平凡な登場人物…であるかのように見せて、ものすごく引き付けられる個々のキャラクターにも魅力度が高い。

大好きな村上作品。正直、難解なまま読み進めてしまうこともある。初めて読んだ村上作品が10年以上前、短大時代に読んだ「1Q84」で、読み解くのに苦戦しながらもあの空気にどっぷりハマり、大長編を読み進めた記憶がある。村上作品の中で1番理解出来ていなかった(泣)が、この世界観に出会うきっかけとなった作品だ。難しくて体力を要した記憶があるので、中々読み返すに至らず今になってしまったが、またいつの日か、いや、近い将来手に取りたい。

 

そして、同時進行で読んでいるのが「アルジャーノンに花束を

この作品は、ヨルシカの「アルジャーノン」という曲にはまったのがきっかけで読み始めた。「アルジャーノン」のYoutubeコメントを読み、その多くが奥が深いコメントでとても興味をそそられた。

高い知性を得た主人公チャーリー。それまでの人生で扱われた周囲の態度の真意について気付く。それは、家族、同僚であったりそれを導いた教授であったり。本当に読んでいて複雑な気持ちになる。

それは、自分と重なる点があるからかもしれない。相手の悪意ある言動が、実は皮肉の態度である事に時間をおいて気付いたり、また、若き頃に直面した相手の悪意に気付かず、たくさんの見聞を経た数年後にその意味や、そして自分の愚かさの度合いについて気付くことがある。

 

私は読むというペースがとんでもなく遅い。この限られた時間で、限りない本達を読破していくのはすごく時間がかかる。日常の中で、気付けば何時間もSNSに時間を費やしていたという事も多々あるので、その貴重な時間を読書時間にあてていきたい。