脳の筋トレを。

理解力という能力に、私は自信がない。そういった悩みから行き当たった本がこちら。

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総じて、自頭を良くしたい!という思いから手にした本書であったが、タイトルにもあるように”瞬読”もできるようになる本だ。

瞬読に関しては、以前から手に入れたいと思っていた能力である。というのも、本屋に行けば興味を引く本がたくさん並んでおり、どれもこれも手に取りたくなる。ところが、私は本を読むペースがとんでもなく遅い為、たくさん並ぶ本の中でも特に読みたいと思う本を厳選しなければならない。こういった事からも、瞬読の能力を手に入れてたくさんの本を読みたいと思っていた。以前にも、速読や瞬読の本を購入してはそれができるようになりたいと訓練らしき事に挑戦したが、それも長くは続かず結局私の読書スキルは上がらないままであった。

瞬読のスキルを上げる為に、右脳の能力を高める必要がある。右脳の能力を高めれば、イメージする力が強くなり、判断力や思考力などが身につく。その後に左脳で言語化する事を通して、記憶に定着するという。それを鍛えてくれる優等生が、本書だ。

 

少し話が変わるが最近知った言葉に、小並感という言葉がある。これは、小学生並みの感想しか出てこないという事らしい。「すごい」「面白かった」などだ。自虐的な意味を込めて使われるそうだが、私も他人事ではない。本や映画に感動はしても、その心揺さぶられたきらめきを、果たして上手く相手に伝えられるであろうか?自信がない。その表現力の乏しさで、もどかしい気持ちになる事がある。この瞬読トレーニングを通して、頭を柔らかくすることでこの力も身に着ける事が出来たらなと思う。

 

また、身につく能力として、

優柔不断がなくなり、即断即決の「判断力」が育つ

というのも、魅力に感じた。私は、単純な決断にしてもパッと決める事が出来ない。「ん~。どっちてこともないけど~。」といつまでも悩んでしまう。それどころか、決断した後に「やっぱり違ったかも~」と、本当に優柔不断。これは、自分軸が弱いからなのだとこれまた別の本にも書いてあった。世の中、出す答えに絶対というものはないのだ!という大きな心で、即断即決する力を身に着けたいと思う。

 

理解力をあげたいという気持ちから、本書を手に取ったが、それだけでなく、この本から様々な力を身に着けられそうだ。この、”様々”な力という点と点が繋がって結果、理解力を上げるという1番の目的に成果を上げられればなと思う。